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シギチの渡り状況

執筆者の写真: かつのようこかつのようこ


博多湾のシギチはちょっと寂しい状況が続いているようです…。


先日は名島、香椎海岸などを回りましたが、うむむーーという状況でした。

ハマシギ

トウネン

チュウシャクシギ

キアシシギ

ウズラシギ


くらいだったかと。なかなか厳しい状況です。



名島の海岸。

一見何もいないようにも見えますが、ハマシギやキアシシギたちが採餌してました。



夏羽のハマシギはお腹の黒色が目立つのでわかりやすいですね。

この日いたのは50個体ほど。


50個体と聞けば「たくさんいるなぁ」と思われるかもしれませんが、休息場のピラミッドを造成した当時は500個体は飛来していたとのこと。ピラミッドがハマシギで埋め尽くされていたそうです。

10年くらい前でもまだ200個体くらいはいたのが、今や50個体ですよ…

Hさんの体感だと、2000年代に入ってからの減少が著しいそうです。




トウネンにいたっては、ハマシギに混じって1個体のみ。

もともと少数しか飛来していなかった種類はまったく観察されない年が続くこともあるようです。


個体数、飛来数の減少の要因は様々あるのだと思いますが、対策をとっていくためにも飛来状況の調査を続けていきたいと思います。

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