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11/16釣り糸被害のキアシシギのその後

  • Asaka OSANAI
  • 2 時間前
  • 読了時間: 2分

9/14に釣り糸被害のキアシシギで紹介したキアシシギですが、

その後も必死で餌をとりながら命をつないでいます。

会員のKさんが撮影してくれた写真です。


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右足は糸が絡まった部分から壊死してもげてしまい、

もげた右足は、左足に絡まった糸でつながっていて、引きずっています。

しばらく前から名島海岸から移動して、今は香椎海岸を拠点としているようです。


仲間たちとも別れて、独りぼっちでどんなに心細いだろう、と思います。

その日の命をつなぐだけの餌は捕れているようですが、

寒波で今週から気温が一気に下がり、生き延びられるかどうか厳しい状況です。



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負傷した足で、餌のカニを追うキアシシギ。もげてしまった右足は左足に絡んで糸でつながったまま。


助けてあげたい気持ちでいっぱいですが、飛べる状況での捕獲は非常に難しく、

過去のケースでは、捕獲できても人間の手からの給餌を受け入れず、衰弱死してしまいます。


今年、生まれたばかりの若い鳥はこのような事故にあうケースが多く、

この幼鳥も今年の夏に生まれたばかり、初めての旅で命にかかわる怪我をしてしまいました。

オーストラリアへの旅を諦め、仲間と別れ、一日一日を生きることに必死です。


冬を越すことはおそらく厳しいでしょう。

私たちのちょっとした行動が原因で、この様な被害にあう生きものがいること、

少しでもこのような被害が減ることを願うばかりです。






 
 
 

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