top of page

釣り糸被害のキアシシギ

  • Asaka OSANAI
  • 9月14日
  • 読了時間: 2分

更新日:9月15日

コアジサシの調査が終わって休む間もなく、シギ・チドリの秋の渡りに突入しました。

入れ替わり立ち替わり、旅をする鳥たちが博多湾にやって来ます。

そんな中、調査中に脚に糸が絡んだキアシシギ幼鳥を名島海岸で見つけました。



左脚に巻き付いた糸が右脚の指にも絡んで、両脚につながっています。

充血して足が腫れあがるほど重症には至っていない様子です。

下記の写真は、一緒に見ていたKさんから提供していただきました。


ree

キアシシギは岩礁帯でカニなどの餌をとり、岩場で休むことが多く、

この時に、放置された釣り糸に掛かって怪我をする被害に遭うことが多いです。



今日も、まだ移動せずに同じ場所に残っているのを確認しました。

岩に掛かって動けなくなったり、餌が十分に採れず衰弱する心配があります。

保護して糸を外せると良いのですが・・・


ree

こんな時、言葉通じたら良いのに、と思います。

保護できるチャンスを伺いつつ、様子を見ます。


先週末は大潮で、潮位が大きく下がって、普段は手が届かないところまで、

釣り糸が回収できたと思っていたのですが。被害が出てしまいとても残念に思います。



釣り糸や針などのゴミは、必ず持ち帰って処分する心がけ、呼びかけと、

特に渡りの時期は注意して、チェックするようしないといけないと改めて思いました。





本日はオマケつき、

東区の某海岸にて。


ree

今年、帰らずに残って越夏したアイツかな?と思いきや、

早くも今年渡って来た成鳥でした。初認です。

毎年、渡って来るのが少しずつ早くなっているようです。




 
 
 

コメント


NPO法人 ふくおか湿地保全研究会

fukuoka wetland conservation research group

©2020 Fukuoka Wetland Conservation Research Group. All Rights Reserved.

bottom of page