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執筆者の写真かつのようこ

ぞくぞくと。

見られるシギチたちの種類と個体数が、徐々に増えてきました。

写真に写っているのはトウネンとソリハシシギだけですが、別の日にはハマシギやミユビシギ等も確認されたとのこと。

どんどんこいこい〜






ソリハシシギは名前の通り、嘴が長くて上に反ってます。

見分けやすいですし、嘴や身体の大きさの割に短足なところが魅力的で、個人的に好きな種類です。

トウネンたちとはちょっと違う可愛さ。


この日もナミノリソコエビの状況を調べてきたんですが、

先日と同じ場所では、またもやほとんど採取できず。シギチの姿も見られませんでした。


…が、トウネンたちが採餌していた他の砂浜を調べてみると…




大漁〜〜!

ひとすくいしただけで、たくさんのナミノリソコエビが採取できました。

彼らはどこに餌がいるのか、ちゃんとわかっているんですねぇ。


では、なぜ先日はこの場所で採取してみなかったのかというと、砂の粒子のサイズが違うんです。

ナミノリソコエビは粒子が細かい砂を好むという知見があるらしく、実際昨年は粒子が細かい所で多量のナミノリソコエビが確認されていました。


しかし、ここの砂浜は養浜された場所であるということもあり、砂の粒子はかなり大きめ。

なので、こんなにナミノリソコエビがいるとは思ってなかったんですよね。。。

いやはや、まだまだわからないことだらけです。


ちなみに、博多湾を利用する全てのシギチたちがナミノリソコエビを食べているわけではありません。

干潟の泥の表面にいるバイオフィルムと呼ばれる微生物を食べる種類もいますし、トウネンたちもナミノリソコエビだけでなく、ほかの餌も食べているそうです。


「どんな場所で何を食べるのか」というのはとても重要な情報になってくるので、今後も色々調べていきたいと思います!




最後にオマケ、背景に同化するメダイチドリ。

こちらもやっぱりかわいい〜。

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